偽装ソースの性質について具体的に見ていきます。
以下のファイルは、ソースを偽装しています。
マクロを有効にせずにソースを表示させました。
このブックを開くときに「ABC」と表示されます。
次にマクロを有効にしてみます。
「XYZ」と表示されました。
そしてソースを見ると、ソースも「XYZ」に変わってました。
このファイルは実体は「XYZ」で表示を「ABC」に偽装していたファイルでした。
上記の通り、偽装ファイルはマクロを有効にすると実体を実行して、ソースも実体になって正体を現します。
実行する前にソースを確認して保存すると、実体もソースで上書きされます。
この場合は隠されていた実体の「XYZ」がなくなり、表示も実体も「ABC」になります。
この例のファイルは32ビットのExcel2013で作成しましたが、
作成したバージョンと異なるバージョンのExcelで実行した場合も同様に実体が表示の「ABC」で上書きされます。
VBAロック解除君でロック解除すると、実行することなく、実体で表示を上書きすることがわかりました。
この例の場合は、隠されていた「XYZ」がソースに表示されるようになります。