Excelブックの読み取りパスワードを解析します。
パスワードを失念して開けなくなったファイルにお使いください。
以下の特徴があります。
・マルチプロセスを使用した5並列処理での5倍速化。
・バックグラウンド実施による処理中のExcel操作可能化。
・数字限定モード
高速化していますが、半角英数字記号または半角数字による総当たりを行うので非常に時間がかかります。
半角英数字記号で4文字、半角数字のみで6文字の解析ぐらいが限度でしょう。
全角や半角カナは総当たり対象外ですので、それらを含むパスワードは解析できません。
処理時間の目安として、作者の開発用PCでの結果を紹介します。
プロセッサ |
Intel(R) Core(TM) i7-4790 CPU @ 3.60GHz 3.60 GHz |
実装メモリ(RAM) |
12.0 GB |
パスワード |
モード |
処理時間 |
1 |
全検索 |
0秒 |
1q |
全検索 |
2秒 |
1qa |
全検索 |
2分57秒 |
1qaz |
全検索 |
4時間43分31秒 |
7317 |
数字限定 |
1分28秒 |
73175 |
数字限定 |
14分14秒 |
1文字増えるごとに、全検索では約95倍、数字限定では約10倍時間がかかります。
バージョンタブの鍵マークのボタンを押下して、解析対象のファイルを指定します。

数字限定モードで実行するか聞いてくるので回答します。(今回は全検索なので「いいえ」)

解析開始メッセージが出ます。

このあとは、ダイアログを閉じても構いません。
しばらくすると、解析完了時に結果メッセージが出ます。

解析を途中でやめるときは、解析中に再度鍵マークボタンを押すか、Excelを終了します。